相談室に戻ると、室長がいたので、一応相談してみた。
「室長。実は、 病棟で集団精神療法をやりたいと思っているんですが、 社会資源のところを担当して頂けませんか?」
「ああ。それはいいね。けど、私は適任じゃないですよ。 適任者は誰か分かっているんでしょう?」
「はぁ。先輩でしょうか?」
「いや。これを考え出して、進めている人ですよ。」
「えっ!! いや〜。私にはまだ早いかと。」
「室長。実は、
「ああ。それはいいね。けど、私は適任じゃないですよ。
「はぁ。先輩でしょうか?」
「いや。これを考え出して、進めている人ですよ。」
「えっ!! いや〜。私にはまだ早いかと。」
野間がそう言うと、室長の視線が野間の後ろに移った。 慌てて振り返ると、ニコニコと笑顔の先輩がいた。
そして、そのまま歌い出した。
「♪伊〜代〜は〜まだ〜、16だ〜から〜♪」
「えっと」野間が何か言おうとすると、「 なんて言ってる場合かゴラ〜!! 自分でやりなさい!」と。
そして、そのまま歌い出した。
「♪伊〜代〜は〜まだ〜、16だ〜から〜♪」
「えっと」野間が何か言おうとすると、「
後日、最初のスタッフ同士の話し合いはスムーズだった。福田の独走を制しながら、 野間の司会で日程や内容のすり合わせが進んだ。
成宮先生も思ったより積極的で、前向きな発言が多い。 医者の発言は、どうしても重くなる。その意味で、 会議の質を決めかねない。
ただ、始まる前に、こっそり「ちゃんとやるから、 お前の先輩に良く言っておいてくれよ」と言われた。 先輩恐るべし。
成宮先生も思ったより積極的で、前向きな発言が多い。
ただ、始まる前に、こっそり「ちゃんとやるから、
そのまますんなり終わりそうだったが、 やはりそうもいかなかった。
問題は、参加患者の選定と、意欲の喚起。この点で、福田が口火を切った。
問題は、参加患者の選定と、意欲の喚起。この点で、福田が口火を切った。
(つづく)
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