野間は、スッキリとしたわけではない。複雑な気持ち。 山崎が協力すると言ったわけでもない。けど、 前に進む力をもらった気がした。
よしっと前を向いて歩き始めた。
よしっと前を向いて歩き始めた。
相談室に戻り、グループワークの具体的な企画案を考え始めた。
すると、珍しく事務長の岩田が訪ねてきた。
「おう。じゃまするよ。忙しそうだね。野間君。」
すると、珍しく事務長の岩田が訪ねてきた。
「おう。じゃまするよ。忙しそうだね。野間君。」
岩田事務長は、50代の男性で、背が高く細身で猫背。 よく眉間にシワを寄せて、神経質そうな顔で歩いている。
野間は、病院の採用試験の面接で初めて、この岩田に会った。
野間は、病院の採用試験の面接で初めて、この岩田に会った。
もちろん、その時は「はい。もちろんです。考えます!」と答えた。答えはしたが、
なぜなら、精神科病院の一番の収入源は入院患者の医療費だ。
精神保健福祉士として頑張れば頑張るほど、必然的に対立してしまう相手。それが事務長だと言っても言い過ぎではない。
(つづく)
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