精神障害者の暗い歴史の一つだ。
野間も学校で習ったので当然知っていた。知ってはいたが、 知識として知ることと、体験として知ることは大きく異なる。 その現実を前に、野間はただ圧倒された。
小林のおいの迫力に押されたのではない。 どうすることもできない精神科医料の歴史に降参したのだ。
野間も学校で習ったので当然知っていた。知ってはいたが、
小林のおいの迫力に押されたのではない。
しばらく呆然としていると、 星原がナースステーションに入ってきた。
「おう。どうしたよ。 カエルがケツの穴に爆竹入れられたみたいな顔して。」
「おっ。おおっ。あれ? そっちはどうした?」
「ああ。 グループワークの後の参加患者のモニタリングに来たんだよ。 面接じゃなくて、それとなく様子を知りたくてな。」
「おお。なるほど。」
「っで、何かあったか?」
野間は、小林のおいからの電話について話した。
「あのソロバン野郎! やりやがったな! 絶対わざとだよ。なぁ!」
「おお。俺もそう思う。」
「バチッと言ってやろうぜ。バチッとな。」
「おう!」
「じゃあ、そういうことで頼むわ。」
「ん? 頼むってどういうことだよ。」
「え? ハッハッハ。実は、うちのOT室でさぁ。 スタッフの増員を頼んでんだよ。室長も歳だろ。 あんまり負担かけらんねえからさ。それで、人事に関しては、 あのソロバン野郎の顔色を伺うしかないってことよ。 まぁ俺も大人になっただろ。そういうことですまん。」
「おっおお〜。それうちもだわ。」
「お? おお〜〜。マジかぁ〜。」
「おっおう。」
「おう。どうしたよ。
「おっ。おおっ。あれ? そっちはどうした?」
「ああ。
「おお。なるほど。」
「っで、何かあったか?」
野間は、小林のおいからの電話について話した。
「あのソロバン野郎! やりやがったな! 絶対わざとだよ。なぁ!」
「おお。俺もそう思う。」
「バチッと言ってやろうぜ。バチッとな。」
「おう!」
「じゃあ、そういうことで頼むわ。」
「ん? 頼むってどういうことだよ。」
「え? ハッハッハ。実は、うちのOT室でさぁ。
「おっおお〜。それうちもだわ。」
「お? おお〜〜。マジかぁ〜。」
「おっおう。」
「こらオットセイども! おうおううるさいよ!」
「おっ、成宮先生。」
「おっ、成宮先生。」
(つづく)
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