「実は、病棟で長期入院患者を対象に、 集団療法を意図したグループワークを行いたいと思っているんです 。」
「ほうっ。集団療法? 集団療法とは、単なる集団に対して行われるアプローチですが、 意図するところは集団精神療法ですか? それによって、」
「あっ。はい。その通りです。集団精神療法です。そこで、 福田さんにもぜひ参加頂きたくて。」
「ふむ。いいですよ。心理職ですから、 精神療法と聞いて嫌とは言えませんからね。 そもそも精神療法の起源は、」
「よっよかった! それでですね、概要を考えてみたんです。」
「ほう。」
「週1の5〜6回程度で1クール。 専門家による講義と患者同士の意見交換のセットです。」
「うむ。スタンダードですね。 バランスもまとまりも良いでしょう。ただ、誰を呼ぶかによって、 」
「あっと。はい。それはですね。ドクターは成宮先生。 看護師は婦長。心理が福田さんで、作業療法士の山本室長。 精神保健福祉士が先輩です。」
「ふむ。まあいいでしょう。妥当ですね。 なぜ私が妥当だと言ったかですが、」
「おっと。そうだ。 まだ山本室長に話していないからいそがなくては。それでは、 これで。」
そう言って、野間は、心理室を抜け出した。
「ほうっ。集団療法? 集団療法とは、単なる集団に対して行われるアプローチですが、
「あっ。はい。その通りです。集団精神療法です。そこで、
「ふむ。いいですよ。心理職ですから、
「よっよかった! それでですね、概要を考えてみたんです。」
「ほう。」
「週1の5〜6回程度で1クール。
「うむ。スタンダードですね。
「あっと。はい。それはですね。ドクターは成宮先生。
「ふむ。まあいいでしょう。妥当ですね。
「おっと。そうだ。
そう言って、野間は、心理室を抜け出した。
ちなみに、 これぐらいあからさまでも福田さんは機嫌を悪くしたりはしない。先輩が最初、このように接しているのを見てびっくりしたが、これがお互いにいいのだと野間も思うようになっていた。
さて、最後は作業療法士(OT)の山本室長だ。山本室長のことは心配していない。この病院では、珍しく(?) 常識的な人だ。ただ、前に出るのが好きではないから、 きっと誰かにふるだろうとは思うが。まあそのぐらいだ。
(つづく)
0 件のコメント:
コメントを投稿